そして一週間も経たない五日後、5月18日に死んでしまいました。
年末から具合が悪くなり、病院へ連れていったところ、気胸と判明。肺に腫瘍が出来、それが原因で肺に穴が開いた様です。
暴れるので鎮静剤を投与して両肺から180ccもの空気を抜いてもらいました。
これで、お別れになるかもしれない。
そう思った瞬間、私の織物にピノコを残したい。そう強く思うようになりました。
私が織っている間、ほとんど私の横で寝ていました。今考えると、応援してくれていたんだと思います。
他にもいい写真あったのに、消えてしまいました・・・ショックです。
ふたり展
春うらら
蝉時雨
野山の錦
冬ごもり
ピノコはふたり展を見守り、そして役目を終えたかのように息をひきとりました。この四枚の織物はピノコからの贈り物のような気がしてなりません。
私が嫁いできた17年間はいつもピノコと一緒でした。辛いことも楽しいことも、いつもピノコと共にありました。私の相棒でした。居なくてとても寂しいです。愛しのピノコ、ずっと大好き。
死ぬ二日前、織機の椅子に飛び乗って私を見つめていたのが忘れられません。しんどくて、上るのもやっとなのに・・・
今思うと、ピノコの心配ばかりして、何も出来ないでいる私に「織り続けなくちゃ」と言っていたのかなと感じます。
ピノコが亡くなって五日。寂しがってクヨクヨばかりしていられない。ふたり展が終わって、もう十日経ちました。少しずつ立ち上がろうとブログで頭と心の整理です。
これからも織り続けます。次の目標に向かって!次は東京でふたり展です。ピノコ見ててね!
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